事例紹介 株式会社ジャパンネット銀行様

金融ソリューション
投信窓販システム SONAR-MFシリーズ

リアルタイム連携、特定口座導入など独自性の高い展開を、徹底したカスタマイズで実現

三井住友銀行やヤフーなど国内有力金融機関・インターネット企業を出資母体にもつ、日本初のインターネット専業銀行。ヤフーとの連携によるオークションや競馬・競輪など公営競技の24時間随時精算、銀行として初めてFX(外国為替証拠金取引)を開始するなどユニークなサービスで注目を浴びる。
インターネットセキュリティに力を入れている銀行としても有名。
2008年7月10日より、投資信託窓販サービスをスタート。インターネットフロントからミドル、バックオフィスシステムまで大和総研ビジネス・イノベーション投信窓販システムSONAR-MFシリーズの全ラインナップを導入していただいた。

ネット銀行ならではのこだわりをカスタマイズして、具現化してくれた

赤間様

「当社には、厳格なセキュリティポリシー、サービス導入にあたっての評価基準などネット専業銀行として独自のこだわりがあります。インターネットによる窓販ですから、当然事務の効率化も当初からの課題としてありました。投信窓販システムを導入するにあたっては、セキュリティへの対応は勿論、そのこだわりをいかに実現することができるかという点を重視してベンダー選定を行いました。
ところが、こうしたASP()の投信窓販パッケージは、ほとんどが定型のシステムでカスタマイズすることができないケースが多いです。これまでカスタマイズしたければ、システムを買い取って、自社で独自に対応する方法がメインでしたが、後発でかつ初めて窓販に取り組む当社にとって、買取はコストと開発期間を考慮した結果その選択肢はありませんでした。

  • アプリケーションサービスプロバイダの略。業務アプリケーションを、ネットワークを通じ提供するサービス形式の総称。

そのような中、大和総研ビジネス・イノベーション(導入当時 大和総研)さんの提供されるパッケージは柔軟にカスタマイズ可能であり、私たちの希望するサービスの実現や事務負担の軽減要望に対応いただけたと思っております」

こだわり:その1 資金決済のリアルタイム処理を可能に

株式会社ジャパンネット銀行
マーケティング本部
商品企画部
決済商品グループ
グループ長

赤間 智子

赤間様

「当社は、即時性や利便性にこだわった多彩な決済サービスを提供していることが特長です。投信窓販についても、オペレーションリスクの回避や事務効率性の観点は勿論、お客さまの利便性を考えると資金決済のリアルタイム処理を実現する必要がありました。
しかし、通常の投信窓販システムでは特定の時間でまとめて処理を行う定点バッチ処理となっており、当社でこのままの仕組みを使うと決済にタイムラグができてしまいます。
当社には、オークションや公営競技などの各サービス利用代金の決済で、頻繁に資金を出し入れされるお客さまが多いため、投信購入注文受付後に、1日1回まとめて購入代金引落バッチ処理を行うという仕組みにすると各サービス利用代金の決済がストップしてしまう可能性が有り、困ります。当社としては、絶対に譲れない点です。
このカスタマイズに、イエスとご快諾をいただいたのは、大和総研ビジネス・イノベーションさんだけでした」

笹木様

「SONARシステムで投信購入受注→当社システムで普通預金口座から投信購入代金を確保→そのメッセージをSONARシステムへ送信。
こうしたリアルタイム連携が、資金決済の即時処理を可能にしています」

赤間様

「リアルタイム連携も、ASPとして実現いただけるとお応えいただいたのは、大和総研ビジネス・イノベーションさんでした」

こだわり:その2 適合性の原則に沿ってお客さまのリスクには保守的に

株式会社ジャパンネット銀行
マーケティング本部
商品企画部
市場商品グループ
グループ長

笹木 康弘

赤間様

「さらに、フロント画面でもわがままを言わせていただきました。当社は、投信を販売していますが、とにかく売ればいいとは思っていません。
金融商品取引法の適合性の原則にそって、責任を持って販売するという姿勢です。
そのためには、お客さまの知識や経験、購入目的など適合性を画面上で確認する必要があります。
お客さまの嗜好をアンケート形式でうかがっていますが、このロジックをフロント画面に反映していただきました」

笹木様

「取扱い銘柄数を増やしていく中、インターネットでの取引は対面ではありませんから、お客さまに個別の投信のリスクなどをお話することができません。ですから、独自のロジックを組み込むことで、お客さまのリスクには保守的に対応するという判断を致しました。
お客さまを守るロジックとして、これも欠かせないこだわりでした」

こだわり:その3 ネット専業銀行で初の特定口座を導入

赤間様

「当時、特定口座を導入していたネット専業銀行はありませんでした。当社が導入すれば、ネット専業銀行初の導入となります。さらに、この口座があれば、お客さまの納税申告がずいぶんと楽になります。

当社のためにも、お客さまの満足度を高めるためにも、“ぜひとも導入したい”となったわけです。

しかし、当社にとって、別のサービス口座が分岐することは、業務のオペレーションに負荷がかかってきます。
業務を簡便にしたい。お客さまとのやりとりは、画面で完結したい。
しかし、税制上は書面の徴収が必要などなど、ジレンマの中での業務構築は大変手間がかかりました」

笹木様

「通常、個人のお客さまの銀行預金の利息は源泉徴収ですから、私ども銀行員には納税の感覚がよくわからない。証券法制・税制に関わる大和総研ビジネス・イノベーションさんの業務サポートがなければ、サービスインからの導入は実現できなかったと思います。

現在は税法改正により特定口座のサービスは必須となってきていますが、7月のサービスインからほとんどのお客さまが特定口座を選択されていましたので、お客さまのニーズにうまく応えられてほっとしているというのが正直なところです」

こだわり:その4 基準価額や分配金単価の登録は大和総研ビジネス・イノベーションで対応

赤間様

「投信を扱う際、基準価額や分配金単価を投信ごとに確認して登録するという業務負担が発生します。これを大和総研ビジネス・イノベーションさんが担ってくださって、当社に一斉配信し、登録が自動化できたことは大変助かっています」

笹木様

「今後は機動的に投信銘柄を増やしていく予定ですが、事務効率性向上、少人数運営体制を旨とする当社のような業態にとって、こうした事務負担は投信銘柄が増えれば増えるほど大変になってきますから、これを大和総研ビジネス・イノベーションさんにお願いできるのは今後の戦略上大きいと思っています」

こだわり:その5 インターネットセキュリティに配慮し、お客さまの不安を解消

赤間様

「お客さまが投信の購入画面に入ると、インターネットドメインがベンダー提供のものになるケースがあります。でも、これでは、お客さまがフィッシングサイトではないかと不安に感じてしまいます。安心してご利用いただくためにも、ASPサービスでの当社のドメインへ統一を希望しました。
ここも強くお願いし、実現していただいた部分です」

笹木様

「インターネット犯罪は件数・金額とも年々増加の傾向にありますが、当社では60秒ごとに新しいパスワードが表示される『ハードウェアトークン』を無料でお客さまに配布するなど、インターネットセキュリティの分野では先駆的な取り組みをしていると自負しています。新サービス導入においてもインターネットセキュリティ面でのお客さまの不安があってはならないと考えました。

インターネットドメイン(URL)を見ればそのサイトの運営者が誰かということが簡単に分かりますが、お取引の途中でこれが変わってしまうとお客さまが不安になられる可能性があります。ドメインが統一されていれば、不安を解消するのと同時に、フィッシング詐欺からお客さまを守るのにも効果的です」

笹木様

「『ハードウェアトークン』でいえば、投資信託のご購入にあたってワンタイムパスワード(使い捨てのパスワード)を入力するカスタマイズとしました。パスワードが1分ごとに変わるので、たとえこれを盗み読まれたとしても1分後には使えなくなるという強力なセキュリティです。

お客さまの大切な資産をお預かりしている金融機関として、インターネットセキュリティへのこだわりは必須でした」

二人三脚の構築には、ハートも大事 これからもご協力をお願いしたい

赤間様

「当社ではカスタマイズ希望の要件がたくさんありましたが、その都度、根気よくヒアリングしてくださり、具体的な解決策を導き出してくださいました。
どんな事案に対してもレスポンスが早く、課題回答並びに対応も迅速で、大変に助かりました。
今後も法制度や税制度の改正、また当社側の業務改善のためにカスタマイズしたい点などが多々出てくると思います。これからも、ノウハウの提供や課題解決におけるご協力をお願いしていきたいと思っています」

笹木様

「導入後半年がたちますが、サブプライム問題に端を発した金融混乱にも影響されず、大きな障害もなく安定稼動していることを高く評価しています。
当初4本でスタートした投信ですが、ブル型・ベア型ファンドも含め、既に取扱い銘柄数は70本を越えるまでになりました。コツコツと実績を積み上げ、確実に手ごたえを感じています。時限がある中での構築は苦労もありますが、大和総研ビジネス・イノベーションさんの豊富な業務知識、手厚い業務サポートに大変助けられています。今後も末永くお付き合いいただきたいと思っています」

  • 部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。

株式会社ジャパンネット銀行様

本社所在地
東京都新宿区西新宿2-1-1
URL
http://www.japannetbank.co.jp/新しいウィンドウで開きます

関連サービス

SONAR-MFと連動しており、顧客情報管理、コンプライアンスチェック、注文管理、ファンド情報管理、実績管理機能を提供します。

インターネットを通じて、一般投資家(受益者)が投信の取引を直接行うことができる機能を提供します。

投信窓販業務に必要な機能を網羅した、高可用性かつ高コストパフォーマンスを実現したシステムです。

お問い合わせ

金融システムソリューション部 SONAR-MF/FR 担当
電話:03-6365-6703

事例紹介(システム)に関するお問い合わせは
大和総研ビジネス・イノベーションが承ります。

お問い合わせ