アジア

フードバリューチェーン構築推進事業(うちアセアンにおける二国間事業展開支援)

地域:ベトナム、ミャンマー、インドネシア、カンボジア、タイテーマ:産業調査

2015年5月から翌年3月の期間に、農林水産省より受託した「フードバリューチェーン構築推進事業(うちアセアンにおける二国間事業展開支援)」を実施した。

本件では、アセアン加盟国のうちベトナム、ミャンマー、インドネシア、カンボジア、タイと我が国との二国間の事業実施を支援し、我が国食品企業の海外展開の促進を図り、各国におけるFVC構築を推進することを目的としており、以下の取り組みを行った。

  1. 国内にてグローバル・フードバリューチェーン推進官民協議会、分野別研究会、地域別部会の開催を支援した(調査期間内に計8回)。分野別研究会のテーマは、輸出環境整備、国際標準、TPP協定について、地域別部会は、アセアン・豪州部会、インド部会であった。
  2. インドネシア、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジアにおいて二国間政策対話/官民ミッションの実施を支援した。インドネシアでは、農業協力に関する二国間フォーラムや参加企業の農業検疫庁ラボ等への視察が行われた。ミャンマーでは、農林水産業・食品協力対話SOM(Senior Officials’ Meeting)の開催や参加企業のモデル農場等への視察が実施された。その他、タイでは、官民ミッションの開催、ベトナムでは、農業協力対話ハイレベル会合や官民フォーラムの開催、カンボジアでは、参加企業の地場食品加工企業等への視察を支援した。
  3. ベトナム、カンボジア、ミャンマーにおいては、事業化促進調査/生産流通投資環境調査を実施した。
    ベトナムについては、ICTを活用した農業の実現に向けた可能性を検討した。データ活用のできる人材の不足、ICT活用の基盤となる電気・通信インフラの未整備が特に解決すべき課題として挙げられ、課題解決に向けて現地政府に期待する対応策についてとりまとめた。
    カンボジアについては、コメを除く代表的な農産品(キャッサバ、サトウキビ、トウモロコシ、野菜・果物)の生産から加工、流通、消費に至る各段階の実態について基礎的な調査を実施した。課題を踏まえ、農家の能力向上や農協組織の育成など、フードバリューチェーン構築に向けた対応策を取りまとめた。
    ミャンマーについては、フードバリューチェーンの現状(農業、品質検査、流通等)について概観し、主要品目(コメ、野菜・果物、畜産品)についてバリューチェーンの現状・課題分析を行った。例えば、コメについては、上流では農業技術の向上が、中・下流では情報伝達の仕組みが課題であった。その他、ミャンマーについては農業・食品関連の有望企業17社について事業内容をとりまとめた。

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