アジア

バングラデシュ銀行セクター調査

地域:バングラデシュテーマ:金融資本市場

2014年12月から2015年11月の期間に実施された「バングラデシュ銀行セクター調査」(調査委託元:国際協力銀行)では、同国銀行セクターの現状と動向にかかる調査分析を行った。

まず、銀行セクターの概要として、歴史的な背景、国内金融システムにおける位置づけ、基本的な構造(銀行数・カテゴリー・シェアなど)を取りまとめた。その上で、地場の通常(conventional)の商業銀行に加え、外国銀行や地場イスラム銀行についてもそれぞれの動向を確認した。

続いて同国における規制・監督及び会計制度を包括的に調査した。主要規制の内容(自己資本規制[バーゼルIII導入の進捗含む]、不良債権分類・引当基準等)を取りまとめるのみならず、金融監督当局の検査体制や問題解決能力、現地での会計制度の運用状況など、定性的な情報の把握と報告にも努めた。

その上で、歴史的に不良債権/不正貸付問題に直面してきたバングラデシュ銀行セクターにおいては、銀行セクター改革の取組みや、政府の支援姿勢も重要となることから、それぞれの項目を設けて報告を行った。銀行セクター改革においてはIMFや世界銀行から継続的な支援が行われており、主要成果である銀行企業法の改正(2013年)についても、主要な改正点を洗い出して解説を試みた。政府の支援姿勢については、銀行の①流動性不足、②資本不足時、③破綻の各状況における公的施策を整理するとともに、現在に至る運用状況を報告した。

また、銀行セクター全体の財務状況を分析するとともに、国有/民間/イスラム/外国各カテゴリーの主要商業銀行については個別の調査を実施し、報告を取りまとめた。

当調査においては、国内での文献調査に加えてバングラデシュ現地においても関連省庁及び専門家等からのヒアリングを行い、現地の実態を反映させた報告に努めており、現地でのネットワークも構築できている。

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