アジア

ミャンマー産業マスタープラン調査

地域:ミャンマーテーマ:経済開発

ミャンマーの産業発展計画・ビジョンは既にいくつか作成されている。例えば、国家計画経済開発省が策定したNCDP (National Comprehensive Development Plan)や商業省が策定したNES (National Export Strategy)、さらにASEANのシンクタンクであるERIA (Economic Research Institute for ASEAN and East Asia)の協力で策定されたMCDV (Myanmar Comprehensive Development Vision)などである。これらは有力産業セクターの抽出、重点強化都市の選定、輸出・農業・FDIの強化の提案、経済回廊活用の提案などの特色がある。

また、現在3つのSEZ候補地(ティラワ、ダウェー、チャオピュー。ティラワは既にSEZに選定されている)が存在するが、これらは独立に計画・開発が進められている。3地域にどのような特色を持たせ、如何に連携して相互に強化していくかといった議論は進められていない。

“Industrial Master Plan in Myanmar and Enhancement of Mekong-India Southern Economic Corridor Development”(ミャンマー産業マスタープラン調査)(委託元:経済産業省 期間:2014年9月~2015年3月)では、これら既存の産業発展計画・ビジョンを俯瞰しつつ、短期(~2020年)・中期(2020~30年)・長期(2030年~)の時間軸で、有力産業セクターを抽出し、3つのSEZ候補に適した産業セクターを分類した。

短期的には雇用創出、外貨獲得、内需ポテンシャルの観点で有力セクターを検討し、農業、食品加工、ゴム、縫製、靴、観光といったセクターを選定した。中長期的には周辺国にて展開されているグローバルバリューチェーンに組み込まれることを目標に、競合国の動向やマーケット成長を踏まえて、自動車、自動車部品、家電、電子部品、石油化学、鉄鋼といったセクターを選定した。中長期セクターの発展を促す基幹産業として、物流・ロジスティクス産業の重要性を強調した。

さらにヤンゴンをはじめ、ダウェーやチャオピュー、マンダレーの地場企業を訪問し、産業発展のために必要なハード・ソフトインフラについてヒアリングし、産業実態に基づいたインフラ整備策を提言した。

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